おけまる&マジ卍
こんにちは。14(いし)(@faictateto)です。
~本伝~
先日後輩と話していて、後輩が「それおけまるでーす」といったので、
それどういう意味という話から、所謂若者言葉について教えてもらいました。
その中でも「マジ卍」というワードの衝撃が個人的にはヒットしたので今日はそれらについて語ります。
まず「おけまる」はなんとなく分かりますが、OKという同意の意味らしいです。
語感が良く可愛らしいのでここ数日後輩相手にはついつい「おけまる~」と答えてしまいます。
問題は「マジ卍」です。後輩に聞いても後輩自身も正直特に意味はないとのことで、テンションがあがった時やなんとなく同調するときに使っておけば良いとのことでした。
インターネットで調べてみても大体そのような解説がなされていて、さまざまな意味を含むようです。
私は最近の若者はすごい進化してるなあと感動を覚えてしまいました。
去年『メッセージ』(原題:Arrival)という映画を見ました。
致命的なネタバレを回避してあらすじを説明しますと、ある日世界中にタコ型の宇宙人(映画では7本足をもった宇宙人だったのでヘプタポッドと呼称される)の乗ったUFOが飛来しました。人類が彼らとのコンタクトを試みると、ヘプタポッドは墨を吹き付けたような文字言語でメッセージを返してきました。そのメッセージを解読し真相にせまるというのがおおまかなストーリになります。
ここから若干ネタバレあるので注意してください。
~~~~~~~ネタバレ~~~~~~~~
映画の中では人類サイドが一生懸命ホワイトボードに文字を書いたり、音を聞かせたり、身振り手振りで話したりと頑張るのですが、ヘプタポッドはプッと墨のようなものをはいて黒い円を描くだけなんですよ。
でも実はこの黒い円はものすごい情報量がつまっている超高度な文字であると判明して、人類の超進化につながります。
~~~~~~~ネタバレ~~~~~~~~
「マジ卍」を聞いた時この映画を思い出しました。
マジ卍を使う人達(主に若者達)がこれだけで意思疎通ができているのだとしたら、それはすごい進化なのではないかと思いました。
細かな言語表現を使えなくなり、繊細な意思疎通ができなくなっているのだから寧ろ退化であろうという見方もできるとは思いますが私は前向きに捉えていきたいと思います。
正直私はどんなに言葉を尽くそうとも人間は互いに真に理解しあうことはできないと思っているので、「マジ卍」で問題なくコミュニケーションが取れるのであればまあそれもありなのかなと思います。
外伝~文字のみでのコミュニケーションでは流石にね~
「マジ卍」良いと思うよとは思いますが、それはお互いに顔をあわせて言葉以外の情報があるといった場合や互いに相手の人柄を知っている場合に限るとは思います。
レジュメや本、ブログといった文字中心の伝達手段の場合に「これマジ卍」と言われても流石に伝わらないとは思います。
マジ卍は結局のところお互いに暗黙知的な前提知識がある上で成り立つ言語であるということだと思うので、万能にはなりえないのかなと思いました。(とても残念ですが)
しかし、テクノロジーが進歩していくうちに瞬時に相手に文字以外の情報を渡せるようになれば(例えば、画像や動画)、誰とでもマジ卍が通用する未来が来るようになるかもしれないなと夢は膨らみます。
そのうち脳波なんかを解析して、他人の感覚やイメージといったものもインターネット回線を通じて届けられるようになれば、「マジ卍」は情報・感覚共有のための合図(記号、儀式、手順)となりえるかもしれませんね。
番外編~一応私も25歳(若者)です~
マジ卍という言葉自体はもっと前から聞いたことはありました。
しかし、私はテレビをもっておらずまたスマホやパソコンを触るようになったのも社会人になってからという人間なので世間にかなり疎いです。
一応趣味は読書や映画鑑賞なので専ら世間の情報はそこからが主になります。
(といってもものすごい読書家の方や映画好きの方に比べれば微々たるものですが。)
基本的にはなにもせずボーっとするのが好きなので、気付いたら世間から取り残されてしまうのではないかとたまに心配になります。
AIやロボットとといったITテクノロジーがどんどん発達していると聞きますし、
これから世の中どう変わっていくのでしょうか?
頑張りすぎても私はすぐに疲れてしまうので、ほどほどについていけるように勉強していきたいと思います。